装束の重ね着による色の配色です。直線裁ちの着物を着重ねる装束では、重ねた色の組み合わせによる美の表現は重要な要素でした。
季節や情景で色が表されていて、色の呼び名を桜襲・松襲など四季の自然の色を配していました。これにより、年中行事が自然と結びついて生活に深く浸透していたことがわかります。
色の表現方法もさまざまなものがあり、重ね袿の内から外に向って同色を次第に濃くしていくものを「裾濃(すそご)」、中間を濃くするものを「村濃(むらご)」といい、また、上に白を重ねて下の色を透かせて見せるのを「薄様(うすよう)」といいます。
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