草や木から作られる色素で染めたもので、「そうもく染め」ともいいます。草根・木皮・花果などを煮出した液汁に浸して染色するものには、梔子(くちなし)・鬱金(うこん)などがあり、液汁に酸やアルカリを用い、また還元作用をする染色方法のものには、藍・紅花・茜・刈安・紫根などがあります。
金属塩類の媒染剤を使って発色固定する方法もあり、これには蘇芳(すおう)・栗皮・ログウッドの樹皮果殻などが用いられます。この金属媒染の草木染は人造染料が発明されるまでの重要な染色法で、深く落ち着いた色調が親しまれ、高級染織物などに用いられています。
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